|
2010年 03月 12日
酷い試合だった。
マンチェスター・ユナイテッド 4-0(合計7-2) ミラン 正直、これだけ冷めた感じでミラン戦を見たのは始めて。ネスタとアントニーニが負傷欠場って時点で嫌な予感はあったんだが、開始直後のルーニーのミドルシュートの時点であきらめた。そんな感じだった。その後はなんかスゲー冷静に淡々と観戦してた。 それよりも何が酷いって、ミランのやる気の無さ。3年前のバイエルン戦2ndLegとかユナイテッド戦2ndLegとか、そういった大一番で見せたミラン独特の鬼気迫るほどの迫力が全く感じられなかった。少なくとも2年前にガナーズに負けたときですら感じられてたのに、この試合では微塵も。悲しすぎる。 そして内容も散々。1stLegと同じようにやられ、しかもアウェーだけになお酷し。中盤とサイドは完全に支配されて、ミランは攻撃も守備もまともに機能しない。ピルロのミドルだったり、後半セードルフが入ってからのチャンスも多少はあったけど、ミランの勝利に関してはノーチャンスだったな。 選手個々で見ても相当酷かったんじゃね?特にアンブロとかここ数年でワーストだろ。アビも途中から気持ちが散ってる感じで、それがキックミスに露骨に出てたもんな。唯一フラミニだけが孤軍奮闘な感じはあったが、それもやや空回り気味。ガッツやベッカムをスタメンから使ったとしても、別に何も変わらなかったと思う。 あと、レオの采配も酷い。ボネが前半で退いたのは怪我が理由だったらしいんだが、それにしてもアンブロを下げるというのは奇策でしかない。CB交代ならファバッリを入れるしかないし、セードルフ入れるんだったら内容の悪いアンブロを下げる。ある程度奇策で勝負しないと勝てない状況ではあったけど、これはちょっと無いかな。後半30分とかなら別だけど。 ガウショ起用のための4-3-3なわけだが、そのガウショも最近は酷い。本人のインタビューとか、得点にも絡んでるからかガウショ完全復活的な報道が多いけど、とてもそうは思えない。1stでラファエル相手に多少のプレーは見せていたが、この2ndではG.ネヴィル相手に何も出来なかった。しかもG.ネヴィルは守備ではガウショを完全に封じながら、攻撃にもちゃんと参加してたしな。それだけ余裕があったという事だ。 採点表はこちら。 ファン・デル・サール:7.0 G.ネビル:7.0、リオ:7.0、ヴィディッチ:7.0、エブラ:7.0、ラファエウ:7.0 フレッチャー:8.0、スコールズ:7.0、パク:7.5、バレンシア:6.0、ナニ:7.0、ギブソン:6.5 ルーニー:8.5、ベルバトフ:6.0、 アビ:6.0 アバテ:4.0、ボネ:3.0、T.シウバ:5.0、ヤンクロ:5.5 フラミニ:5.0、ピルロ:5.0、アンブロ:5.0、セードルフ:6.5、ベッカム:7.0 フンテラール:6.0、ボリ:6.0、ガウショ:6.0、ピッポ:5.5 バレンシアの評価の低さと、ミランFW陣の評価の高さは不満だけど、まぁこんなもんかね。フンテラールはやっぱCFだなって気がするけど。所詮はローマ戦で1回試しただけの奇策でしかない。普段と違うことを試すんだったらやっぱり中盤を厚くする4-4-2をやっとくべきだったろ。少なくとも、そうしないとユナイテッドの中盤に対応できなかったと思う。 とりあえず酷いの一言だな。パトが居ても、結果は変わらなかっただろう。別にレオを解任しろとか、4-3-3を止めろとかは言わないけど、それでも改善すべき点は多すぎると思う。戦術的にも、メンタル的にも。 やっぱり今のガウショを使ってるうちは駄目な気がします。
by hare-blog
| 2010-03-12 22:55
| スポーツ
|
ファン申請 |
||