|
2010年 11月 04日
この流れで勝てないところが、今のミランとレアルの差だな。
ミラン 2-2 レアル・マドリード 序盤から中盤までは完全にレアルペース。ミランもちょっとだけ惜しいシーンは作れてたけど、レアルの惜しいシーンが圧倒的に多かったし。イグアインのゴールだけで耐え忍んだのはラッキーだったとも言えるかもな。 ただ、圧倒されながらもネスタとガッツが懸命に守ってたところにピッポという爆弾が放り込まれ、見事なまでに爆発を起こした感じだったな。ほんのちょっとの事なんだけど、それで流れをミランに持ってきてくれたのはさすがだった。 …が、結局は逃げ切れずにドロー。トータル見てみると45分と90分に失点ってのは、時間帯として最悪だよな。油断とかそう言ったのじゃないんだろうけど、そういう所で勝ちきれないのが今のミランの状態を表してる気がしないでもない。 内容的には圧倒されてる感じが強かったが、決してミランが圧倒的に劣ってた感じはない。特に選手個々で見てみると、ガッツの守備はこの試合に出てた選手の中でもっとも凄かったし、アバテもそこに加わってC.ロナウドを抑えられてたと思う。CBコンビもレアルと比べても見劣りはないし、もちろんピルロもシャビ・アロンソに引けは取らない。 まぁ決定的なさはやっぱり攻撃のところなんだろうな。狭いところで確実にトライアングルを作ってパスを回すレアルに対して、ミランは逆に広範囲に散ってしまう感じ。ネスタとピルロがボールの出しどころに困るシーンが多かったし。 あとは「縦への突破力」と「勝負への執念」ってのも差を感じだけど。ロナウジーニョもズラタンもタッチの少ない早い展開には輝きを見せるが、ボールを持って無理やり縦へ突破するっていう意識が少ない。ロナウジーニョが前半は輝いて見えたのは、単にセルヒオ・ラモスがドリブルを警戒しすぎたからだそう。あとは「勝負への執念」か。最初から最後までゴールを目指す意識の高かったレアルに対して、ミランはピッポ以外がそういった意識が少なく感じる。決してそんな事は無いんだけど、迫力的なものか。今のミランの足りないところな気がする。 しかしモウリーニョってのはやっぱスゲーなって気がする。守備陣ってカンナバーロが居なくなってカルバーリョとケディラが入ったわけだが、それだけでここまで良く出来るか?って感じだな。カペッロも守備に安定感は出してたけど、それ以上にモウリーニョのスタイルがレアルに合ってる感じがして、恐ろしい…
by hare-blog
| 2010-11-04 23:07
| スポーツ
|
ファン申請 |
||