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2005年 11月 11日
見てきました、「SAW2 -ソウ2-」。前作「SAW -ソウ-」は私的にはかなりお気に入りの名作となってただけに、早く見に行きたかったのですが、やっと行けました。期待半分、期待を裏切られる怖さ半分でしたが…
結果は大満足でした。続編で良い意味で期待を裏切られたのは久々でした。 序盤は正直面白くなかった。前作はジグソウそのものを表す圧倒されるほどの密閉空間での、極限状態におけるゲームそのものが主題だったで、今回もそういった面が中心になってくると思ってたのですが…8人が密閉空間に閉じ込められた辺りまではワクワクしてたのに、アマンダが起き上がったところから妙に違和感を感じた。 その後はまぁ映画を見ての通りなのですが、明らかに前作と違う。前作の二人はあくまで冷静(常に片方がやや感情的にはなりますが)にゲームに取り組むのに対して、今回の8人はあまりにもバカすぎる。メッセージを理解しようとしないし、そしてそれを止めないアマンダにも違和感。追い込まれてるのにどんどんグダグダになってくあたりは本題というよりは、前作で刑事が説明しただけで終った第1・第2の事件のような印象が強かった。 …という事を徐々に感じたので、ふと考えを変えてみたら、今回中心となるのはあくまでジグソウとエリックのゲームだという事が解った。そして前作との決定的な違いはゲームが主題なのではなくて、ジグソウことジョンが主役であり、彼が何を言いたかったのかを主題としてる事。これで一気に見方が変わりました。あとは引き込まれるまま。それこそ全貌の見えてきたジグソウパズルが完成に向けて一気に突っ走ってく感じでした。 という感じで、個人的には満足です。1作目と同じ視点で見てしまうとあまり面白くないかもしれませんけど、視点を変えることで二つの作品が繋がって、非常に面白い映画でした。これでまた「SAW」を見たら変わってくるかも。そして「SAW2」も次見たときは印象違いそうです。 …って言うか、正直解らない部分が多い。特にその8人で行われたゲームに関して。前作と比べてやや謎が荒いような、それとも単にプレイヤーがバカ過ぎたのか。節々に解決への道筋が散らばってそうで、実際に見てて「あれ?あれは何?」って思ったところが多いのですが、その辺り全然解決されなくて消化不良気味。まぁそこを解決する事はこの映画にとってさほど大きな意味では無いので必要無いって言えばそれまでなんですけど、それでも前作を思い出すとどうしても気になってしまうのですよ。 あ、あと、まだ続きを作ったりしないよね?あくまでジグソウの意思が継承された…というだけであって、決して続編への振りとは考えたくない。もし仮に、再びジグソウが現れる事があっても、それはもう「SAW」では無くて、完全に別の作品になってしまうだろうし。まぁそれはそれで面白いかもしれないけど。 最後に…注射器のシーンはちと苦手。思い出しても…おおぅ(笑)。痛いって。マジ、カンベン。精神的に痛いのは前作のようなパターンですが、今回のようなのはダイレクトな印象が強くて痛い…おおぅ(笑
by hare-blog
| 2005-11-11 02:08
| 映画・TV
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